ここ十数年でゴルフ用品も大きく変わりました。
ドライバーも木製のパーシモンからメタル、チタンに変貌を遂げ今ではルールギリギリの460CCのデカヘッドが当たり前となりました。
その中でも各メーカーがしのぎを削りゴルフクラブは飛躍的に発展していきました。
今年2019年どこのメーカーが流行っているかって?
それはみなさんもご存知のとおり「PING」です。
今まで日本ゴルフ業界不動のNO.1「XXIO」(ダンロップ)を抑えて「PING]がぶっちぎりでNO,1になりました。
しかしこの「PING」は数年前までは「PINGってパターのメーカーでしょ?クラブなんて作ってんの?」なんていう人も多かったメーカです。
それがここ数年で爆発的に人気が出てきました。

PINGがゴルフクラブを作っていたなんて知ったのは最近のことですよ。

アメリカでは昔から有名なメーカーだったんだが日本ではパターしか知名度はなかったからね。

ではしばらくPINGの黄金時代は続くんでしょうか?

はたしてそれはどうだろう?かつて過去には「日本ゴルフ3大ブランド」なんてものが存在していた時代もあったんだ。

「日本ゴルフ3大ブランド?
どこだろう?
今も存在するんですか?

今も存在するブランドだが今はそのように人気が3分化しているわけではないんだ。
約20年前日本のゴルフブランドの人気は3つのブランドが頂点にあり、その他に各メーカーが競い合っていた状況でした。
しかし今では今年、来年どのメーカーが人気がでるかわからない状況にあります。
それは各社の技術力が向上し、ヒット作1つで一気に爆発的人気に火がつき、ブームが起こるかわからない状況だからです。
ではここ数十年どのように人気は移り変わっていったのでしょうか?
今後はどのメーカーが人気がでるのでしょうか?
予想してみましょう。
過去にはこんな歴史があった。3大人気メーカー
先にも述べたとおり過去には「日本3大人気メーカー」という時代がありました。
それは今から約20年ほど前の2000年頃の話。
ではその3メーカーとはどこのメーカーなのでしょう?
XXIO(ダンロップ)
言わずと知れた日本最大のブランド「XXIO]。
今でも続く最長のブランド。一時は「XXIO]を買っておけば間違いはないと言われたほど。
アベレージゴルファーにとって最も人気があり、今もあり続けているブランドです。
とにかく優しく初心者からシニアゴルファーにまで幅広く愛され続けているブランドです。
TOUR STAGE (ブリヂストン)
アスリートモデルと言ったら「TOUR STAGE」でした。
まずなんといっても「格好の良さ」はピカイチでした。
毎週男子ゴルフツアーを見ていると多くのプロがこの「TOUR STAGE」を使っていました。
丸山茂樹プロや伊澤利光プロ、宮里藍(宮里兄弟)プロなども使用していました。
ミズノプロ(ミズノ)
玄人好みと言えばこの「ミズノプロ」でした。
とにかく打感やフィーリング、顔にこだわる人はこのミズノプロを語っていました。
1度ミズノプロを使うと他のブランドを使えないという人もいたくらいで、今でもミズノプロの顔を求めて地クラブを使ってる人もいるそうです。
3大メーカーのバランスが崩れ始める!?
当時はこの3大メーカーの時代が永遠と続くものだと思っていました。
しかしこのバランスは徐々に崩れ始めていきました。
まさかツアートーナメントに「TOUR STAGE」や「ミズノプロ」を凌ぐブランドが登場するなんて?(国産ブランドで)
当時は考えもしませんでした。
「SRIXSON」の登場
このダンロップの「SRIXON」というブランドは元々はボールからスタートしました。
当時プロゴルファーはスピン性能を求めて糸巻きボールを使っていました。しかしスピン性能には長けていましたが飛距離不足という難点がありました。
そこでダンロップは「糸巻きでは飛ばない」という常識を覆す大型コア採用の「SRIXON HBツアー」というボールを2002年に発売し、「SRIXON」というブランドを世に広めました。
その後このダンロップの「SRIXON」ブランドは「XXIO」とは逆のツアーモデルを開発し、トーナメントプロも多々使用するようになりなりました。
今では松山英樹プロをはじめとしてツアートーナメントで「SRIXON」ブランドのキャップを見ない日は無いくらいまでのブランドになりました。
ヤマハ「inpres]誕生!
ヤマハは当初「POWER MAGIC」というブランド展開をしていました。
3大ブランドには遠く及びませんでしたがアベレージゴルファーの方などに人気がありました。
そのヤマハが2003年に「inpres」というブランドでクラブを作り始めます。
「POWER MAGIC」とは異なりラインナップにプロ使用モデルもいれ初心者から上級者まで使える「inpres」を世に出しました。
プロ使用モデルの「V」シリーズ。
アベレージゴルファーの「D」シリーズ。
シニアに優しい「G」シリーズと3種類の「inpres」を展開しました。
そして藤田寛之プロ(後に谷口プロ)と契約することによって「オヤジ競技ゴルファー」のハートを鷲掴みにしていったのです。
当時藤田プロは「優しいゴルフクラブを好むプロ」として有名で、藤田プロが監修したヤマハの「inpres」はプロモデルの中ではとても優しく、「オヤジ競技ゴルファー」が「俺にも優しく使えるプロモデル」としてとても人気が出ました。
ヤマハ「UD+2」誕生!
そこにきてヤマハがまたまた新たなジャンルのクラブを作りました。
既に「inpres」が初心者~上級者まで幅広いゴルファーに支持されていたのにプラスして新たなジャンル「ぶっ飛び系」というジャンルを確立しました。
今まで飛ぶアイアンといえば「マジェスティー」のような高級で軽量のシニア向けゴルファー用クラブがほとんどでした。
そこにヤマハが、
- 必ずしもシニア向けではない
- そこまで高級(高額)ではない
- そこまで軽量ではない
「ぶっ飛び系」アイアンを発売したのです。
その名は「UD+2アイアン」!!!
このアイアンは名前のとおり「2番手プラスの飛び!」を実現し60~70代のゴルファーの最大の悩み「アイアンの飛距離の落ち」を見事に解決したのです。
この年代のゴルファーによくあった
- 完全シニアゴルファー向けのクラブはまだ使いたくない
- 高額なクラブは買えない
といったゴルファーの悩みを見事に解決したのです。
「今まで7番で届かなかったのに9番で届いた」とか「一緒に回ってた友人が飛ぶようになった」などの口コミが評判となり「ぶっ飛び系」というジャンルを確立し、「ぶっ飛び系」といえばヤマハ「UD+2アイアン」と世間に知れ渡っていきました。
最近の日本メーカーのバランスは?
現状日本メーカーのトップは「XXIO」と「SRIXON」の2ブランドを抱えているダンロップがトップにいることは間違いがありません。
現在3大メーカーのバランスは崩れ、ダンロップを先頭に他社が追いかけていくといった状態になっています。
しかし先にも述べたようにヤマハの台頭は目を見張るものがあります。
約20年前はヤマハ=ゴルフクラブというイメージはなかったのですが今はゴルフをしたことがある人なら当たり前となりました。
逆にブリヂストンが少し元気がなくなってきたように感じます。
ブリヂストン契約プロも最近元気がなくなってきたように感じましたが、ここに来て「松田鈴英」プロなどビッグドライブをかます元気な女子プロが出てきたことで、盛り上がってきて欲しいものです。

今後の展開は?
正直しばらく「PING」の人気は続くと思われます。
今もなお衰えない人気! PING G410シリーズドライバー その理由とは?
しかし今回は日本ブランド編なので日本のブランドに注目したいと思います。
ずばり「XXIO 11」の人気が鍵となります!
え、そんなことわかってるって?
まあそう言わず・・・
この「XXIO 11」がヒットしないことには始まらないのです。
やはり日本のゴルフメーカーの主役は「XXIO」なのです。
この「XXIO」がヒットすることで相乗効果で他のクラブがヒットしていくのです。
ヤマハのクラブがヒットしたのも「XXIO」という主役があったからこそライバルが登場し、ヒットしたのです。「ぶっ飛び系」というジャンルも「XXIO」という主役が持っていなかった盲点を突いたからこそヒットしていったのです。
よって今後この「XXIO 11」に期待していきたいと思います。
そして次にヒットするのはこの「XXIO」に真正面からぶつかっていくライバルクラブなのか?
「XXIO」とは異なる層にアプローチしていくクラブなのか?
それとも「PING」の人気を覆すほどの「XXIO 11」の巻き返しがあるのか!?
楽しみです。
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