クラブの購入を検討したらまず店にいって試打をしますよね?
その時によく問い合わせを受けるのが「7番アイアンしかないの?」とか「なんで5番ウッド」という言葉。
確かにアイアン、フェアウェイウッドに限らず全番手、全種類があればいいのにと思う方も多いはず。
アイアンなんかも7番だけではなく5番アイアンやピッチングウェッジなんかも試打してみたいと思うことがありますよね?
確かに理想は全番手をコースで試せればいいよね。
はい。出来ればフルセットでコースをラウンド出来れば1番良いと思います。
実際にショップで全部の試打クラブを用意するのには無理があるんだ。しかし試打クラブでラウンドする方法も実はあるんだよ。
そうなんですか?
だったら絶対その方が良いに決まってますよね?
ただ必ずしもセットでラウンドするのが良いとも限らないんだよ。それに店の試打クラブを上手く活用すればセットで試打しなくても良いクラブを選ぶことも可能なんだ。
店に並んでいる試打クラブ。
確かに全種類、全番手の用意はまずありません。
でも限られた試打クラブの中でもクラブを選ぶ方法はあります。
今回はなぜ7番アイアン?5番ウッドなのか?どうやって良いクラブを選んだらいいのか?
解説していきましょう。
試打クラブはなぜ限られた番手しかないの?
ショップに並んでいる試打クラブはなぜ全種類ないのでしょう?
全種類、全番手あればいいのに・・・。と思ってしまいますよね?
理由は各メーカー、ショップ様々なのですが・・・
1番の理由は「コストがかかる」からなのです。
試打クラブの数を増やせば増やすほど、クラブのメーカー希望小売価格は跳ね上がっていってしまうでしょう。
昔はXXIOなどはアイアンセットの試打クラブを店に置いてあったこともあるそうです。
なぜ7番アイアン?
では一体なぜ7番アイアンが置いてあるのでしょうか?
ラッキー7だから?
そんな訳ないですよね。
それは昔のアイアンセットの販売の仕方に理由があるのです。
昔、アイアンセットは3番~サンドウェッジの10本セットで販売されていました。今では考えられないですよね(笑)
その真ん中にある番手が7番と8番。
その真ん中の番手を試しに打ってもらうことで、クラブのフィーリングを確かめてもらおうと思ったのです。
そこからほとんどのメーカーが7番の試打クラブを用意するようになりました。
今ではアイアンセットは5番からとかメーカーによっては6番から、7番から販売しているクラブもあります。
最近のゴルファーのニーズでは試打を8番にして欲しいとか、9番が打ちたいという方も多くなってきました。
なぜ5番ウッド?
先ほどのアイアンの話からご想像出来ると思いますが、フェアウェイウッドも多くのメーカーが「3・5・7番」を展開しています。(もちろん9番があるメーカーもあります。)
これもアイアン同様、真ん中の5番を試してもらい、フェアウェイウッドのフィーリングを確かめてもらおうというメーカーの意図なのです。
ただし例外として番手によって素材や作り方を変えているクラブなどは3番、5番と試打を用意しているメーカーもあります。
限られた試打クラブでどうやって選ぶ?
コストの関係でどうしてもショップの試打には限りがあります。
ではその限られた試打クラブでどうやって選んでいったら良いのでしょうか?
シャフト違いを試してみる。
アイアンの同モデルの試打クラブでもシャフト違いの用意はあります。
カーボン、スチール、S、R。
フィッティング機材のある店だとかなり多くのシャフトを試すことが出来ます。(もちろんフィッティングも出来ます)
その時に弾道を比較してみてください。
よく見がちなのが「飛距離」と「方向性」なのですが、出来ればそれに加えて「打ち出し角度」「スピン量」も比較してみてください。
アイアンはグリーンに止めるクラブです。
いくら飛距離が出ても止まらないクラブではコースで使い物になりません。
しっかりと高さの出ているクラブを選択しましょう。
フェアウエイウッドは5番で判断!
フェアウエイウッドは5番の試打のフィーリングで十分です。
違う番手を探しにいったのに5番のフィーリングで判断していいんですか?
はい。5番ウッドで判断して大丈夫です。
なぜなら5番ウッドが打てれば(フィーリング良ければ)7番ウッドはまず問題なく打てます。
5番ウッドより7番ウッドが難しいことはまずありえないからです。
では3番ウッドは?
3番ウッドは正直1番難しいクラブです。
だからなお、試打して決めたいと思う方も多いと思いますが・・・
3番ウッドは試打してもまずまともに打てないことが多いと思います。
言い方を変えると3番ウッドを簡単に打てる人は、5番ウッドを試打して3番ウッドのイメージを想像できます。それほど難しいクラブだと言えます。
だから5番ウッドが調子良かったのに同じモデルの3番ウッドが当たらないという人は、別に珍しくはないのです。
だから無理に3番ウッドを入れる必要もないと思いますし、最近では入れない人も多いです。
でもどうしても3番ウッドを使いたいという方は「難しくて当たり前」という考えで購入し、練習する気持ちでいたほうが良いと思います。
どうしてもセットで試したい、3番ウッドを試したいという方は?
ショップの試打にはどうしても限りがあります。
でもどうしても試してからでないと納得がいかないという方は・・・
1 ショップに相談する。
ショップに相談するとショップがメーカーから試打クラブを借りてくれるとこもあります。
店外への持ち出しはショップによって異なりますが、どうしても3番ウッドが打ってみたいという方などは、メーカーから借りてもらい店で試打してデーターを取ることもできます。
2 レンタルサービスを利用する。
メーカーによっては試打クラブのレンタルサービスの用意があるところがあります。
メーカーによっては有料だったりするところもありますが、アイアンセットなどを用意しているメーカーもありますので、実際にコースで試してみたいという方にはお勧めです。
例
など色々なメーカーでやっています。
メーカーのお客様相談口でも教えてくれます。
ゴルフは道具に依存するスポーツです。
よってクラブ選びは重要。そのためには試打はとても重要です。
試打を上手く活用して最適なクラブを選びましょう。
余談ですが、筆者がまだ若かった頃先輩に・・・
「アイアンを選ぶときは7番アイアンと8番アイアンの顔を見比べるんだ」と教わりました。
7~8番になると急にトップブレードが丸くなるクラブとならないクラブがあります。
これは8番から徐々にウェッジに顔つきが近づいていくからです。
ここで好みが別れます。
8番がウェッジに近づいて優しくなっていく顔が好みか、7番同様シャープな顔つきのままのアイアンが好みか・・・。
皆さんはどちらが好みですか?
ちなみに筆者はシャープな8番の顔が好みです。
機会があれば色々なアイアンの顔を見比べてみてください。
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