今たくさんの種類のドライバーが存在します。
その中で色々な意見が飛び交っているのがドライバーの長さ!
長いほうがヘッドスピードも上がるから飛ぶんだ!絶対長いほうが良い!という意見や、いやアマチュアはミート率を上げるために絶対短いほうが良い!という様々な意見。
いったいどれが真実なの?

プロゴルファーでも長尺を使う人もいれば短尺を使う人もいますよね?

レッスンプロでも意見がわかれるドライバーの長さ。なかなか難し問題だよね?
実は答えなんてないんです。
結論を言えばより飛ぶ方!まっすぐ行く方!が最適な長さなんです。
・・・当たり前じゃ(`Δ´)!
まあ、そう言わずに(~o~)
では自分にはどちらが合うのか?なにか目安になるものはないのか?
実はドライバーの長さを選ぶのに大切になってくるのが「スイングタイプ」なんです。
どのようなスイングのタイプに属するかで長尺、短尺どちらが得意か分かれてくるのです。

どうやってスイングタイプを見分けたら良いのですか?
どのような人が長尺が得意なのか?また長尺が不得意で短尺にしたほうが良い人とはどのようなスイングの人なのか?
スイングの何処に注目したらよいのか?
解説していきましょう。
トップでの切り返しの速度
そもそもドライバーの長さの平均はどれくらいなのでしょう?
今現在の主流は45,5インチが主流となっています。
でもこれはあくまで平均値と捉えて下さい。
ブログ主はだいたい45,25~45,75位が平均と捉えています。
長尺、短尺はこの範囲以外の長さで考えていきます。
ゴルフで言うトップとはテークバックでの頂点の位置を示します。
ここからの切り返しのスピードが早い人、ゆっくりな人でスイングタイプが変わってきます。
切り返しが早い人
トップに入った瞬間シャフトを大きくたわませてダウンスイングしていくタイプの人になります。
切り返しの時に強い力がかかるのでシャフトが大きくしなります。
このタイプの人は、シャフトが長ければ長いほどシャフトが大きくたわみ過ぎてしまいますので、長いシャフトはあまり向いているとは言えません。
腕力の強い男性に多く見られるタイプです。
このような切り返しが早い人は「短尺」が向いていると言えるでしょう。
例
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切り返しがゆっくりな人
トップからダウンスイングにかけてゆっくりと始動していくタイプの人になります。
切り返しがゆっくりになるのでシャフトのたわみが小さくしなります。
そしてインパクトにかけて加速していくので、インパクトからフォローにかけてシャフトが大きくしなります。
このようなタイプの人はシャフトが短いと加速する前にインパクトを迎えてしまいますので、短尺より「長尺」が向いています。
腕力より体の回転で打つ人に多く見られます。(女子プロに多く見られます。)
例
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このように切り返しの速度によってシャフトの長さの向き不向きを判断することが出来ます。
自分がどちらかわがらないなという人は、スマホでスイングの映像を見てみたり専門店のフィッターに相談してみるのも良いでしょう。
スイングプレーン
ボールと首を1つのラインで結び、そしてボールとグリップをもう1つのラインで結びます。
その2つのラインをスイングプレーン(理想)と言います。

このスイングプレーンとトップの高さによってもクラブの長さの向き、不向きが変わってきます。
こちらの写真を参考に説明していきます。
トップの位置が高い人
右の写真のプロのトップの位置の人なります。
高いトップから振り下ろすタイプの人は縦振りになる傾向が多いので、シャフトが長いとダフッたりしてしまうことがあるので「短尺」のシャフトが向いています。
昔から(30年以上前)から同じスイングでゴルフをしている人や、長身の人に多いトップの形です。
余談なんですがトップの位置が高い人は高い弾道を打つことができます。
海外の男子プロがロングアイアンでピン根元にデッドに狙えるのは、ヘッドスピードに加えて身長(トップの高さ)のおかげと言われています。
羨ましいですね。
しかしまれに、高いトップからスイングプレーンラインのグリップのラインよりシャフトを寝かせながらスイングする人がいます。
横峯さくらプロなどが該当します。
横峯さくらプロなどはこの高いトップからシャフト(クラブ)をスイングプレーンの下スレスレまでねかせてスイングします。
このようなタイプの人はトップが高くても「長尺」が振れます。
横峯さくらプロがダンロップ契約だった時は46インチのドライバーを振っていました。
トップの位置が低い人
左のプロのようにトップの位置が低いタイプの人は横振りスイングになりますので、「長尺」が向いているでしょう。
スイングを横に大きく振れるので長いシャフトもつっかえることなく振ることができます。
短いシャフトだと大きなスイングを小さくしてしまいますので、せっかくの長所を殺してしまいます。
だからトップが低く大きな横降りタイプの人は「長尺」シャフトで大きな遠心力でスイングしていくと良いでしょう。
背の低い人や女子に多く見られるスイングになります。
このタイプの人はウッドが上手になりやすいという長所があります。
ただこのタイプの人にも例外があり、低いトップからアウトサイドインにカットに入ってしまう人はスライスが大きくなってしまうので「長尺」は向きません。
見分け方としては低いトップから打ち出しが左にででスライス、もしくは左に出てそのまままっすぐ飛んでしまう人がこの例外のタイプに当たります。
以上を踏まえて
簡単に以上を踏まえておさらいをすると、「トップでの切り返しのスピード」と「トップの高さ」がポイントになります。
もちろん例外も述べさせてもらいました。
更にもう1つ例外?を言うと「初心者は長尺は向きません」。
なぜかというと当然シャフトが長くなれば真に当たる確率は減ります。
真に当たらなければ飛距離も落ちますし方向性も悪くなります。
「ドライバーより5番ウッドの方が飛ぶんだよね」なんて言う人が多いのは単純にこの理屈に当たります。
まずは真に当たるようになるまでは短めのクラブで挑戦していくのも良いと思います。
そう考えれば初心者は「短尺」の方が良いのかもしれませんね。

ならずーっと短尺の方が良いんじゃない?
確かにずーっと短尺を使い続けていけば怪我は少ないかもしれません。
しかしブログ主はそれはお勧めしません。

なぜならスイングタイプに合ったドライバーにスイッチしていかなければ、飛距離(上達)の限界が来てしまうからです。
短尺が合う人は短尺が合うスイングタイプだからなのです。
もう一つ言うならば短尺で飛ばすにはパワーが必要になります。
短尺で飛ばすための理屈は「早く重たいものをボールにぶつける」です。
という事は重いドライバーを早く振らないと飛距離は出ないということなのです。
だから日本の女子プロは「長尺」を大きく振る人が多いのです。
身長に恵まれ体力があり、たまたま縦振りの人はそれを活かしていけば良いと思います。
でもほとんどの日本人はパワーではなく体の回転で振ります。
だからそれなりの長さを振れるスイングの人がほとんどなのです。
慣れるまでは仕方がないのですが・・・いずれは自分にあった長さのクラブに挑戦してみてはいかがでしょうか?
ちなみにアメリカで活躍していた頃の宮里藍プロは身長153cmで46,25インチのドライバーで250ヤード以上飛ばしていたそうです。
身長の小さな彼女が世界ランキングNO,1になるためには「長尺」が必要だったんです。
ぜひ自分に合ったドライバーを見つけて上達してください。
参考にしてみてください。


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