女子プロゴルフ界に不適切発言。小林会長が事情を説明!

最近渋野プロの全英オープンゴルフ優勝や、ZOZOチャンピオンシップでのタイガーウッズの優勝で盛り上がりを見せているプロゴルフ界に衝撃が走った。

女子プロゴルフツアーの「延田マスターズGCレディース」の出場選手が「死ね」などの暴言を吐いたとして日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長がメディアの前で事情を説明した。

メディアの記事によれば、クラブハウス風呂場には昨年までタオルが置いてあったが、マナーの悪化により今年からタオルを置くのを止めていたという。このことにある選手が「なんでタオルが置いていないのか!?」とスタッフに詰め寄り、出せ出さないの口論の末「頭が固い、死ね」と暴言を吐いたとされる。

この報道を受けて小林会長は「あってはならない発言です。早急に対応したい。協会として責任を感じています」とした。

 

ケンタロ
ケンタロ

せっかくゴルフ業界が盛り上がってきたところなのにもったいない出来事ですよね?

コーチ
コーチ

ラグビーワールドカップや2020年の東京オリンピックなど、ゴルフだけでなくスポーツ全体が盛り上がってきただけに残念だ。

今回の出来事はせっかく盛り上がってきた日本のスポーツ界にとってとっても悲しい出来事でした。一体なぜこんなことが起こってしまったのか、今後の改善策などどうしたらよいのかを考えてみようと思います。

そもそもこの発言をしてしまったプロゴルファーとは?

今回このような発言をしてしまったのは「笠りつ子」プロ。

 

笠りつ子

所属:京セラ

|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の公式サイトです。

独特のノーコックの打法で過去優勝経験もあるベテランのプロゴルファーだ。

ファンも多くなぜ彼女がこのような発言を?という声も多い中、数々の暴言も実は目撃されている。

 

なぜこのようなことが起こってしまったのか?

 

ゴルフの後に風呂に入るのは普通のこと

そもそもゴルフをしたことがある人なら知っていると思う。ゴルフ場にはたいてい(ほとんど)浴場がある。ゴルフをした後風呂に入り汗を流して帰宅するというのが流れだ。

ゴルフのプレイ中に使うスポーツタオルこそ持参するが、バスタオルを持っていく人はほとんどいない。たいていゴルフ場に置いてあり無料でレンタルができる。

しかしこの日(試合の日)はタオルが置いてなかったという。正直ゴルファーなら理解に苦しむ光景だ。風呂に入いろうとしてタオルがなかったらタオルのレンタルを申し出るのは当然だ。笠プロも同じ境遇だったのであろう。しかしゴルフ場側は貸し出しを拒否した。

 

なぜこの日はバスタオルがなかったのか?

それは過去に女子プロゴルファー達によるマナーの悪さがあったからだという

ゴルフ場関係者の話によると以前はタオルの貸し出しを行っていたという。しかし返却せず持ち帰るプロが多かったため今年から貸し出しを禁止にいたのだという。

だから笠プロが貸し出しを要請した時に今年は貸し出しを行わないと拒否したとのことだ。

何度も貸し出しを申し出る笠プロに対しかたくなに貸し出しを拒否した関係者に思わずしびれを切らし「死ね」と漏らしてしまったのであろう。

 

なぜプロたちはタオルを持ち帰ってしまったのか?

これにはいくつかの仮説があるが関係者によると、プロゴルファーの多くは用品をメーカーから試供されている。クラブ、ウエアに限らず小物から、それこそタオルも。だからゴルフで使う用品に対してありがたみが薄いのだと。クラブも悪いショットが出るとメーカーの思いなどなんのその、クラブのせいにして破棄(返却)する。ひどいプロになるとクラフトマンが一生懸命組んだクラブを数球打って「こんなの使えない!」と言って突っぱねるという。そんなプロゴルファーにとってゴルフ場のタオルなど悪意は無いにしろうっかり持ち帰ってしまっても罪悪感なんてあるわけがない。

一般のゴルファーは日々仕事をし身銭を稼いでゴルフ用品を購入する。当然のことながらタオル一つにしても店で購入しなくてはいけない。だからうっかりゴルフ場のタオルを持ち帰ってしまったら罪悪感をいだく。返却しに行く人もいるかもしれない。

プロゴルファーのゴルフさえ上手ければ何をしてもいいという考えによるマナーの悪さから今回のようなゴルフ場の対応に至ったのだと言う。

 

 

これは決してゴルフ業界だけの話ではない。

近年ゴルフ業界に限らず「死ね」や「殺すぞ」などという言葉を耳にする。

特にメディアなどでは「面白いから」などの理由で耳にすることが多い。

 

 

笠りつ子だけじゃない、中居正広は「殺すぞ」でテレビ制作 “感覚劣化” の危機

このURLの記事はみつかりませんでした - エキサイトニュース

ゴルフの国内女子ツアーで、クラブハウスの風呂場にタオルが置かれていないことに怒った笠りつ子選手が、スタッフに「頭が固い、死ね」と発言した問題。

「テレビのバラエティー番組でも似たようなことはあるんです」

そう伝えるのは、バラエティー番組の中堅スタッフだ。

「最近の若いタレントは、笑いが取れるだろうと思ってか平気で『死ね』とか『殺す』とか『いったん死んどけ』とか言う。『死ね』や『殺す』なんて言葉は、小学校でも使ってはいけないと習うし、さらにその言葉を吐いただけで、脅迫罪で逮捕されると、私は大学の授業で習いました。現に、SNSで相手に送って逮捕されたというニュースだって報じられていますよね。そんな言葉をオンエアしないように編集しますが、そのままオンエアしてしまうスタッフもいますよ」

excitニュースより

 

プロスポーツ選手、芸能人に思うこと

 

今一度プロと呼ばれる方々に考えていただきたい。スポーツもそう、メディアの人間、タレントなど、スポンサーあってのプロだというのは大切なこと。スポンサーによる資金なしでは活動どころか生活すら出来ないことは十分承知している。しかし一番大切なのはファンであるということ。ファンあってのプロだということ。どんなにスポーツが上手くても、どんなに話し上手で面白くても、どんなに美人(イケメン)でも誰も見てくれなければただの自己満に過ぎないのだということを。それこそ誰も見てくれないただの自己満にスポンサーは付かないのだということを。

 

 

プロとして活動できなくなってしまう人達もいる

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プロスポーツ選手というのはとても大変な職業だと思う。ゴルフに関してはたった数センチ方向や距離がずれただけで人生が変わってしまうもの。神経がピリピリしてしまうのもよくわかる。しかしプロとして仕事としてやれていることに感謝をしてほしい。どんなに優秀でもプロとしてやっていけない人たちもいる。今回女子プロ野球の記事を見て痛感しました。

今回の女子プロゴルフの件は一人のプロの問題ではないと思う。小林会長を含め全体で今一度真剣に取り組んでいかないとファンなんてあっさりいなくなってしまう。ファン無くしてはプロスポーツは職業として成り立たない。そのことを今一度真剣に考え直さなければいけない。

そして1ファンとして今後に期待したいと思う。