最近陸上選手などが足などに貼っている謎の「穴あきテープ」
シップではなさそうだしテーピングでもなさそう?
一体何を貼っているのでしょう?
それは何とも言えない体を楽にする「魔法のテープ」でした!
見たところただの穴の空いているテープにしか見えないんだけど何がそんなに体を楽にするんでしょうか?
実はあのテープの「素材」と「穴」に秘密が隠されているんだ。
「素材?」「穴?」
そう。見たところただのなんてことないただの「穴」の空いたこのテープ。この秘密を探ってみよう。
正直このテープを貼るまではよくある「自己暗示」的に「効くと念ずれば効く」みたいな意味合いのテープかなと思っていました。
しかし実際貼ってみると痛くて上がらなかった40肩が楽に!とてもクラブなんて振れなかったのに振れるように!?
しかも騙されたと思ってそのまま1ヶ月貼り続けたらテープなしでも肩が上がるように!!!
これはただの自己暗示では済まされないぞ!?
なぜ辛かった肩が楽になったのか?その理由を調べてみたいと思います。
そもそもなぜ筋肉は痛くなる?疲労する?
筋肉披疲労や筋肉痛には様々な理由があります。
もちろんぶつけたり捻ったりする外的損傷も筋肉を傷める原因の一つです。でもここでお話したいのは疲労による「筋肉痛」の簡単な説明をしたいと思います。
筋肉が緊張するから
筋肉を使い伸縮を繰り返すことによって筋肉は緊張をしていきます。適度な伸縮はいいのですが筋肉の緊張度合いが増していくと、筋肉が血管を圧迫して血液の流れを悪くしていきます。それにより酸素や栄養の供給不足が起こっていきます。
疲労物質が溜まり神経刺激する
血管の酸素や栄養不足はストレスとなり疲労物質を溜め込んでいきます。その疲労物質が神経を刺激して痛みとなり脳に伝達されます。
それが筋肉疲労、筋肉痛となります。
更にその筋肉疲労、筋肉痛をかばいその周りの筋肉が緊張していきます。
このように緊張→血流悪化→疲労→筋肉痛→かばう→その周りの筋肉が緊張・・・と悪循環を繰り返していくことになります。
腰痛、肩こりや関節痛は?
様々な原因があるので断言はいたしませんが、理由の1つとして上記でお話した「痛みをかばう」というケースがあります。
実際に関節の軟骨や骨を損傷してしまっている場合はこれに当てはまりませんが、軽度の場合、その周りの筋肉の緊張を取って(ほぐして)あげるだけで痛みが軽減することが多々あります。
この筋肉の痛みの腰痛などの原因になっている場合があります。
これらのような痛みのパターンにこの「魔法の穴あきテープ」が活躍するのです!
この穴あきテープでなぜ痛みが取れた!?
痛みの緩和
針やツボを刺激するプロの整体師さんはさておき・・・
人や自分でマッサージすると痛みが緩和することってありますよね?
え!?ない!?・・・まあそう言わずに「あるよね!」ってスタンスで聞いてください(笑)素人のマッサージでも痛みが緩和される理由にはこのようなことが考えられます。
「触ることにより血流が良くなるから!」
実際にマッサージさんにはマッサージの強弱より「触れることが大切」という方もいました。
つまり素人のマッサージでも効果がある理由としてこの「血流の促進」が考えられます。
テープが痛みを緩和する仕組み
実は、このテープの伸縮性の良さとテープ生地と穴に秘密が隠されていました。
上記の絵のようにテープを貼ることによる
- つまむ
- おす
- 触れない
- 触れる
このような場所が4箇所出来ることによって刺激を皮膚に与え、血液とリンパの流れをサポートしマッサージをした時と同じような効果が得られるのだと言います。
私がこれらの説明を受ける前にこのテープを貼ったときの第一印象は「暖かくなった」と「軽くなった」でした。説明を聞いたら納得ですね。
こんな効果があるみたい
筋肉機能をサポート
もちろん既に損傷してしまっている筋肉の修復にも効果があります。
しかしこのテープを貼っているスポーツ選手は皆が筋肉を損傷しているから使用しているわけではありません。
スポーツすることによる「筋肉疲労」や「筋肉のサポート」にも効果があると言えます。
怪我の予防にも良いかもしれませんね。
もちろん痛みの軽減
既に痛めてしまっている筋肉の痛みの軽減にも役立ちます。
事実私も40肩で腕が上がらなかった状態がゴルフのスイングができるまでになりました。当然完治を待たずしてラウンドも可能でした(あくまで筆者の例なんで無理はしないでください)。
ゴルフ好きの方には医者の忠告を無視して完治を待たずしてゴルフをし続けている方も多いと思います。そんな方は1度試してみてもいいかもしれません。
もちろん怪我を治したい方に
血流やリンパの流れが良くなるわけですから貼り続けてる間、治癒の効果は期待できると思います。事実私は1ヶ月間貼り続けてテープなしでも普通にゴルフが出来るまでになりました。
最後に注意点
ここまで素晴らしいテープだと紹介しておきながらデメリットがあります。
それは被れる可能性があるということです。
肌の弱い人ならわかると思いますがテープなので肌荒れや被れがおこる場合があります。私も肩こりの時に肩に貼ったら少し被れてしまったことがありました。
このテープのいいところはシップと違い毎日貼り変える必要がないということです。がしかし、あまり長く貼り続けると被れてしまう可能性も出てきます。(ちなみに私は1週間貼り続けたら被れました)
それともう1つのデメリットは剥がす時チョー痛いということです。
剥がす時のコツとしてはお風呂に入りながらふやかしながら剥がしていくことをお勧めします。
濡らさないで剥がすと・・・まあ・・・よくお笑いタレントがガムテープをすねに貼って剥がす・・・あれより格段に痛いと思います。
剥がす時は気をつけてください。