どこまでフェアウェイウッドにするべきか?
どこからユーティリティーにするべきか?
悩んでる人多いと思います。
もちろん人それぞれ、明確な答えなんて実はありません。
打ち方(クラブヘッドの入射角)などによっても異なります。
ただ多くの人を見てると1つの目安としてロフト20度をどうするか?
そこに境目があります。

なぜロフト20度に境界線があるのですか?

ロフトが20度より立つ(少なく)なるとユーティリティーは難しくなり、また20度より寝るとユーティリティーが簡単になるんだ。
もともとユーティリティーはロングアイアンの代わりに作られたと言われています。
ユーティリティーが無かった頃は21度の3番アイアンを皆四苦八苦して打ち、パワーのある人は19度位の2番アイアンなどを使っていました。(以前のタイガー・ウッズ等がそうでした)
2番アイアンが使えない人はクリーク(5番ウッド)等を使い、アイアンとフェアウェイウッドの境界線に悩んだりなどしていました。
ではなぜ今フェアウェイウッドとユーティリティーの境目の目安が20度なのか?
それ以外の人たちはどのように境目を判断したら良いのか?
説明していきましょう。
フェアウェイウッドとユーティリティーの違いとは?
そもそもフェアウェイウッドとユーティリティーにはどのような違いがあるのでしょうか?
メーカーによっては殆ど変わらないような形状のクラブもあります。

確かに何が違うって言われると上手く説明できないかも・・・?
名称が違うってことは性能や使用方法に違いはあります。
では何が違うの?
弾道の高さはフェアウェイウッド
よくゴルフクラブの性能を語るときに「低重心」という言葉を耳にします。
それはクラブの重心のバランスがどれだけクラブのソール側(下)にあるかということです。
この重心の位置が低ければ低いほど弾道は高くなります。(打ち出し角度を高くします。)
全てのクラブが一律ではないのですが、一般的にクラブのソール(底)が幅広いほうが低重心になります。
フェアウェイウッドとユーティリティーを見比べてもらうとわかるとわかりますが、ソールの幅が広いのはフェアウェイウッドになります。
よって同じロフト角でもフェアウェイウッドの方が低重心になり弾道が高くなるのです。
使いやすいのはユーティリティー
ここで言う「使いやすい」というのは20度よりロフトが寝ているクラブを前提で話をします。
同じロフトであればユーティリティークラブの方が使いやすい傾向があります。
多くの人がそう感じているという声もあります。
理由は・・・
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シャフトが短いほうが使いやすいのは皆さんも承知だと思います。
グリップ(自分の手)からヘッドの距離が短いほうがミートはしやすくなります。
そうすれば当然ナイスショットの確立は断然高くなります。
2の「ヘッドが小さいから」というのは前に言ったフェアウェイウッドの方が低重心で弾道が高くなりやすいと言った話と矛盾しているように感じますが、ある程度ロフトが寝ていれば低重心でなくても弾道を高くすることは可能になります。
考えてみてください。
ある程度ロフトが寝ているユーティリティーは4番アイアン、5番アイアンの代わりとなるクラブです。
見てのとおりアイアンよりユーティリティーの方がソールが厚く低重心になります。
よって十分弾道を高くすることが可能になるのです。
そこでなぜヘッドが小さいほうが使いやすいのか?
これは色々なライ(ボールの状態)に対応が出来るということにつながります。
ゴルフ場は必ずしも平らな場所ばかりではありません。
むしろ平らなところの方が少ないくらいです。
そのような状態の時にヘッドの小さいユーティリティーの方が小細工ができ、使い勝手が良くなります。
またラフ等のヘッドが抜けにくい状態の時も、フェアウェイウッドでは打てなくてもユーティリティーであれば使えたりすることもあるんです。
このようなことからロフトという条件はありますがフェアウェイウッドよりユーティリティーの方が使いやすいということになります。
飛距離はフェアウェイウッド
同じロフトであれば一般的には飛距離はフェアウェイウッドの方が出ます。
その理由は前に使いやすさの時に話したのですが「シャフトが長い」からです。
シャフトが長いほうがヘッドスピードが早くなります。
当然ヘッドスピードが早いほうが初速も早くなるので飛距離が出ます。
そして弾道も高くなるのでキャリーもフェアウェイウッドの方が出ます。

でも弾道が低いほうがラン(転がり)が多く出て飛距離は出るんじゃない?
もちろんランが出て飛距離が出ることも多々あります。
しかしランは当てにならないものです。
打ち上げであれば当然ランは出なくなりますし、フェアウェイの状態によっては少なくなることもあります。
それに比べてキャリーは当てになる数値です。
ですからフェアウェイウッドの方が飛距離が出ると考えておいたほうが良いでしょう。
フェアウェイウッドとユーティリティーの使いやすさなどに関しては下記記事も参考にしてみてください。

自分のフェアウェイウッドとユーティリティーの境目は?
では実際にフェアウェイウッドとユーティリティーの境目はどのようにして判断したら良いのでしょうか?
前に20度と話をしましたがその20度はフェアウェイウッドなのか?ユーティリティーを使うべきなのか?
その判断は・・・?
高さで決める
これが1番の判断材料になるのではないかと思います。
高さが出るのはフェアウェイウッド |
これは散々述べてきました。
境目の20度をユーティリティーでグリーンに十分止められる高さがだせれば使いやすいユーティリティーで良いと思います。
シャフトが短いユーティリティーの方が使いやすい人は多いと思います。
弾道の高ささえだせれば簡単なクラブの方がミスが少なく済みます。
しかし弾道の高さが足りずにグリーンに止める高さが出せない人はフェアウェイウッドを使用するべきです。
ユーティリティーはドライバーなどと違ってグリーンに止めるクラブです。
ただ飛べば良いというわけではありません。
もし他の番手(22度や25度位)もユーティリティーで十分な高さが出せないというのであれば9番ウッドや11番ウッドのようにフェアウェイウッドにスイッチしても良いと思います。
また逆でユーティリティーが得意でパワーもある人は18~17度位の番手もユーティリティーにしても良いと思います。
飛距離で決める
目標とする飛距離、必要とする飛距離がユーティリティーでは足りない場合フェアウェイウッドにかえて上げるとよいでしょう。
同じロフトではフェアウェイウッドの方が飛距離が出ます。
またその逆でフェアウェイウッドでは飛びすぎてしまう場合はユーティリティーに変えて飛距離を落とすことも出来ます。
ゴルフはパターを除く13本のクラブで距離をコントロールしなければならないスポーツです。
必要としている飛距離は人それぞれ異なります。
何本でも使用していいのであれば良いのですが、本数に制限がある以上クラブを選択しなければいけません。
コースや戦略によってフェアウェイウッド、ユーティリティーを使い分けても良いと思います。
最後に
ゴルフクラブは日々進化しています。
約25年前位はユーティリティーなんて存在しませんでした。(ブログ主が知らないだけだったらすみません)
これからもクラブは日々進化していくと思います。
ユーティリティーなのにフェアウェイウッドより高弾道が可能なクラブなども出てくるかもしれません。
最近ではショートアイアンの代わりのユーティリティーやウェっじの代わりのユーティリティーも発売されています。
面白いですよね。
そのうちアイアンなんて無くなってしまうかもしれません(^_^;)
でもまだキレのあるアイアンショットは打ちたいですよね。
ユーティリティーより簡単なアイアンが誕生するかも(*゚▽゚*)
道具に対する楽しみは付きません。
だからこそクラブの性能、特徴をしっかりと把握し、正しいクラブ選びをしてください。
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