近畿財務局職員「赤木俊夫」氏の自殺。
赤木氏の手記が世に出て再度森友学園問題が再浮上しました。
森友学園問題に安倍総理、安倍総理夫人は一体どのように関係しているのでしょうか?
森友学園問題とはどんな問題なのでしょうか?
なぜ野党は森友学園問題で安倍総理を攻撃するのでしょうか?
赤木氏の手記
先日週刊文集により「赤木俊夫」氏の手記が公表されました。
手記の内容は12ページにもなりますが要約すると・・・
森友事案は、すべて本省の指示、本省が処理方針を決め近畿財務局に指示を出しことを起こさせた案件です。
元々筋の悪い案件ですから嘘に嘘が重なり、本来であれば本省が責任を取るべき案件なのですが本省は逃げて責任を全部近畿財務局に押し付けてるでしょう。
この責任を取る形で赤木氏は自ら命を立ちました。
かなり内容を要約しましたが、この手記の内容には「安倍総理」の名前は記載されていませんでした。
この手記には財務省(佐川財務局長など)に責任を押し付けられている、その責任を取らなければいけない・・・。
この手記を再度安倍総理潰しに利用したのが野党とマスコミでした。
ではそもそもこの手記にある「森友案件」とはどんな案件だったのでしょうか?
森友案件
そもそも問題になっている森友案件とは?
当時記事では、2010年に近畿財務局が「森友学園の隣接する同じくらいの広さの土地は14億2300万円で豊中市に売却したのに、2016年に近畿財務局が森友学園に売った土地は約1億3400万円で売却された。森友学園だけ8億円も値引きをされている」という記事が出たことが発端です。
確かに隣接する同じような広さの土地なのに、これだけの金額の差が生じると何か裏がある?と考えてしまうのが普通です。
しかしこの豊中市が購入した土地の金額に実は裏があったのです。
豊中市の購入した土地「野田中央公園」
豊中市が購入した土地は、昭和49年に大阪国際空港騒音対策区域に指定され、大阪航空局の財産として管理されてきました。
空港隣接地のため騒音がうるさくとても人が住めないということで移転補償を行い、国(大阪航空局)が買い取ったのです。
その後1989年に航空騒音防止法改正によって普通財産に変更され区画整理事業を進めていきました。
その後豊中市よりこの土地を買取り公園にしたいという要請がありました。その時の土地の購入金額は上記に述べました14億2300万円と言われています。
では豊中市は市税から14億2300万円全て支払ったのでしょうか?
実はここに裏がありました。
この時国から14億円の補填がありました。という事は豊中市はこの土地を約2300万円で購入したということになります。
更にこの土地は当時豊中市が池を埋めるのに処理できなくなった未分別のゴミを植えたといういわくつきの土地で、公園を建設中に土壌汚染が判明し2000万円の土地整備費用まで国が負担し、
さらに瑕疵担保条約まで付けて、新たに問題が発見されても国が負担するようにする形で豊中市に売却されました。
瑕疵担保条項
瑕疵担保条項(かしたんぽじょうこう)とは、売買契約などにおいて、契約の目的物に瑕疵があった際の担保責任を定めた条項。 日本法が契約準拠法の場合は、民法上の瑕疵担保責任の特約として位置づけられることとなる。 ウィキペディア(Wikipedia)より |
つまり豊中市はタダ同然でこの土地を手に入れて更に瑕疵担保条約までつけて国の保証付きで土地を手に入れたことになります。
この事実は報じられずにあたかも豊中市はこの土地を14億円で購入したかのように世に認知されているのです。
森友学園が購入した土地は?
平成25年(2013年)に理財局はこの土地の売却の公募を出しました。
その時にこの土地の購入に手を挙げたのが籠池理事長なのです。
籠池理事長が近畿財務局に直接出向いて小学校用地として件の土地の取得の意向を近畿財務局側に示しました。
もともといわくつきの土地のため早々に売却したい近畿財務局にとっては願ってもないチャンスでした。
しかし森友学園の財務状況は悪く小学校設立を認可するには大阪府が求める財務状況の基準を満たしていませんでした。
そこで籠池氏は安倍昭恵夫人に、この土地の値引きを口利きしてもらえないか依頼をしたわけなのです。
この時に安倍昭恵夫人が口利きをしたという事実はありません(安倍昭恵夫人はゼロ回答でした。)
そこで籠池夫妻は安倍昭恵夫人を現地に案内し「夫人からはいい土地ですから、前に進めてくださいとのお言葉をいただいた」などと言って総理夫人の発言を利用し、安倍総理夫人があたかも自分達のバックにいると匂わせようとする発言をしたのです。
結局それでも値引き交渉にはいたらずに10年間の貸付後購入ということで話がつきました。
その時に大阪府側が異例の条件付き認可適当ということで森友学園に小学校設立の認可が下りました。
この土地が実は酷かった!
豊中市が隣接する土地を購入した時にゴミが埋設されている土地ですから、籠池氏が購入するこの土地も当然大量のゴミが埋設されていました。
このことに気づいた籠池氏は財務省側にこの補填と土地の値引きを迫りました。
財務省としては早々にこの土地を売却してしまいたいので「では8億円を国が補填します。だから1億3400万円でこの土地を購入してください。」と提案します。
籠池氏としては願ってもない良い話と感じ、8億円値引きの1億3400万円んで土地の購入の契約を交わしました。しかしこの時籠池氏の契約には瑕疵担保条約はありませんでした。
瑕疵担保条約がないということは今後この土地に関して全責任を負わなければなりません。
実はこの土地はとても8億の補填なんかでは補えないくらいのゴミが埋設されていたのです。
【森友学園】ごみ撤去費10億円超想定か? 学校用地、国が見積もったとする時期より約半年前に
このまま話が進めば・・・
このまま話が進んでいけば誰も損をしない話でした。
財務省も価値のない土地を売却できたし・・・
籠池氏も学校を設立できたし・・・。
しかし誰かのリークが入りこの話は台無しになってしまいました。
なぜ過去に例のない異例の認可を森友学園に出したのか!
【「森友」問題 「認可適当」 なぜ判断 大阪府議会 石川議員、府を追及】
小学校建設のため大阪府豊中市の国有地が学校法人「森友学園」(大阪市)に異常な安値で払い下げられた問題をめぐり、日本共産党の石川多枝大阪府議は13日の府議会教育常任委員会で、「なぜ大阪府私学審議会はあんなに急いで『認可適当』と判断したのか」と追及しました。
これにより財務省、大阪府は籠池氏切りをはじめ各々の身を守る方向に走り出したのです。
財務省としては半分詐欺のような土地売却の案件が世にバレてしまうと自分たちのキャリアに傷が付きますし、大阪府としてもずさんな管理体制下での籠池氏の申請受理を世に公表したくはない・・・。
そこで不正に補助金を受理していた籠池氏を訴えたのです。
そう考えると財務省側が籠池氏をうまく騙して有料で土地を処分することに成功した、という部分の隠蔽も兼ねていたのでしょう。
大阪府に森友学園側の学校建設を特例として認めさせ、「さらなる地下埋設ゴミに気付かれて土地を返却されないようにするため」だったのではないかと考えられます。
ではなぜ安倍総理?
ではなぜこの件で安部総理が攻撃されなけらばならないのでしょうか?
これには安部昭恵夫人が森友学園を訪問したことが取り上げられています。
安部昭恵夫人が森友学園設立を後押しして安部総理にお願いをしたからだと。
それにより財務省に安部総理が忖度させたと野党が攻撃し始めたのです。
しかし調べてみると財務省が仮に安部総理に忖度したとしても安部総理が忖度させたという事実や証拠はどこにもないのです。
それを野党側は「安部総理が忖度させていないという証拠をだせ」と言い攻撃得をしています。
これって結構無茶苦茶な話で、刑事事件で「無罪の証拠を出せ」と言っているようなもので、普通は有罪の証拠を出すものです。
だから野党が安部総理が忖度させたという証拠を提示しなければならないのです。
そして赤城氏の手記により再度森友学園問題が取り上げられるようになりました。
しかしこの手記には「安部総理に殺された」などという文どころか安部総理の文字なんてどこにもありません。
野党が安部総理潰しに利用してしまったのでしょうか?
それであれば悲しい話ですね。
本来は責められるべきは隠蔽をした財務省の官僚、いや財務省そのもののような気がします。
本質を見ないと事実はわからないですよね。