先日タイトリストの「ボールフィッティング」を受けてきました。
ボールフィッティングなんて聞いたことないですよね?
でも、ボールにも実は向き不向きがあるんですね?
・・・本当?
・・・たかがボールでしょ?
いやいや・・・
実はボール選びはとても重要なんです。
クラブフィッティングは分かるけどボールフィッティングなんて本当に重要なの?
有名なのは確かに「クラブフィッティング」
でも「ボールフィッティング」もスコアアップのためにはとても重要なことなんだ。
でもボールなんて何を選んでも一緒な気がするんですけど・・・?
プロでもクラブとボールの契約先を変えるくらいなんだ。それほどシビアな物なんだ。
そうなんだ。ではどんなボールが良いんだろう?
ボールフィッティングなんて聞くと、なんか半信半疑ですよね?
ボールによる違い?
ボールなんて、それなりの金額のものを使っていれば対して違いなんてないんじゃない?
実は筆者もそう思っていました。
しかしフィッティングを受けてみると
- ボールによる飛距離の違い。
- ボールによる球の高さの違い。
- スピン量の違い。
- なにより「スコア」の違い。
様々な違いが生じることがわかりました。
今回はボールによるこれらの違いを説明していきましょう。
フィッティング!ボールによる様々な違い!
ボール選びはグリーンから! まずは50ヤード。
ボール選びはグリーンから?
まずはドライバーでの飛距離、フィーリングが重要なんじゃないですか?
ボールを選ぶとき、まずは「ドライバーでどれが1番飛ぶのか!?」で選んでしまいますよね?
しかし、このタイトリストの「ボールフィッティング」では「グリーン周りのアプローチ」からボールを選んでいくのです。
まずは50ヤードのアプローチの測定から行います。
このアプローチで5000~6000回転以上のバックスピンがかかっていればスピンでボールが止まります。
ちなみに筆者は「プロV1」でも「プロV1X」でもほぼ同じ6000回転くらいのスピン量でした。
やっぱりボールなんて何使ってもそんなに違いなんてないんじゃないですか?
そう思ったときフィッターの方から「次はこのボールを打ってみてください。」と言われそのボールを打ってみると・・・
なんとバックスピン量が3000回転に!
打ち損じかと思い何球か売ってみるもやはり3000回転前後!
実はこのボールは「VG3」というディスタンス系の違うボールでした。
そして何より打ち損じかと思ったのはインパクトの瞬間の出球の高さ!
天ぷらかと思うほどに打ち出し角度が高かったのです。
理由はディスタンス系のボールはインパクトの瞬間にフェースを滑ってしまうからだということです。
プロV1などのスピン系のボールはインパクトの瞬間に、フェースの溝に食いつきスピンがかかりながらボールは低く打ち出していきます。
それと違いディスタンス系のボールは溝に食いつかずフェースを滑って上にポーンと上がってしますのです。
そして何よりビックリしたのが30~40ヤード程しか飛ばないのです。
実は今までアプローチミスだと思っていたことは、ボールによる飛距離の違いだったのかもしれないな。
ボールによってここまで飛距離、スピン量、球の高さが違ったのです。
次に7番アイアンでテスト。
次に7番アイアンで測定します。
こちらも筆者は「プロV1」も「プロV1X」ともに差はなくスピン量は5500~6000回転くらいでトータル飛距離155ヤード前後でした。
しかしここでもディスタンス系のボールは飛距離、スピン量、高さに違いが生じました。
ディスタンス系のボールでテストをすると、スピン量は3000~4000回転位で打ち出しが高く飛距離が165ヤード前後というデータが出ました。
一見飛距離が伸びてこちらのボールの方が良いのでは?と思うかもしれませんが、注意すべきところはスピン量の少なさなのです。
先にも述べたとおりグリーンでボールを止めるには約5000回転以上必要になってきます。
ディスタンス系のボールの7番アイアンのスピン量は3000~4000回転。
トータル飛距離165ヤードでしたがキャリーは150ヤードでした。
なんとランが15ヤードも出てしまっていたのです。
そして最後にドライバー
最後にドライバーでテストをします。
ボール選びで真っ先に大切だと思っていたドライバーでのデータがなんと最後だったのです。
ドライバーでのデータは僅かに「プロV1X」の方がスピンが少なく飛距離が出ていたし、硬いフィーリングも好きだったので「プロV1X」が最適というデータに落ち着きました。
ボール選びで大切なこと、それはスコアアップ。
スコアアップに必要なこと。
このボールフィッティングでは、何故グリーン近くのアプローチからテストしていったのでしょうか?
それはなぜボールを選ぶのか?
飛ばすため?
フィーリング?
それはスコアアップのためなのです。
スコアアップのためにほとんどのゴルファーの方に必要なことは「目的地にボールを止める」ことなのです。
全ホールピンが奥に切ってあれば話は別です。
ゴルフは色々なピンポジションに対して、ボールを止めていかなければいけません。
その時に大切になってくるのは「スピン量」なのです。
自分の思い通りにキャリーして止まってくれるボール。
これを選ぶことが「ボールフィッティング」の1番の目的だったのです。
だからスコアアップに大切なグリーン周りからデータを取っていったのです。
では、ディスタンス系は必要ない?
ずばりスコアアップだけを考えれば、ほとんどのゴルファーにとってディスタンス系のボールは必要ありません。
しかしあえて言うのであればアイアンでどうしても飛距離が必要な人、欲しい人にとっては必要なボールだと言えるのではないでしょうか。
柔らかくて飛ぶボールというのはとても魅力的です。
あくまでグリーン手前からの転がしで徹底していけば・・・。
なぜタイトリストは「ボールフィッティング」を行うのか?
タイトリストのプロV1シリーズのボールは、世界のトッププレイヤー使用率NO.1です。
このボールの考えるフィッティングの目的とはスコアアップでした。
そしてそのスコアアップのために、いかにして目的地にボールを止めるかが大切だということもわかりました。
今現在ボールによるドライバーの飛距離はそれほど差が無くなってきました。
ルールによる限界値もありボールの性能も向上しているからです。
ではなぜプロV1は凄いのか?
それは全てのボールが均等(均一)に出来ているからです。
ボールを切断してみると全てのボールのコアがボールの中心にありカバーの厚みが均等になっています。
そんなこと当たり前・・・と思うかもしれませんがそれがどれほど凄いことか!?
たまにゴルフショップに切断しているボールのディスプレイを見てみてください。
実はビミョーに歪んでいるものが多々あります。
そのビミョーな歪みが直進性を狂わせてしまうのです。
タイトリストプロV1はそれがほとんどありません。
でも他社のプロ用ボールも、多くのプロが愛用しています。
そのボールが歪んでいるなんて・・・そんな訳ない!って思っていますよね?
でも聞いたことありませんか?
プロが使っているのは「プロモデル」、市販品とは違うっていう噂、よく聞きますよね?
様々なボールから、「選び抜かれたもの」を使っているという話。(多分事実です。)
でもプロV1にはこんな話があります。
以前不動裕理プロがプロV1と契約していた時。
彼女の忘れ物は有名な話でした。
試供されたボールもよくホテルなどに忘れたことがあったそうです。
通常であればプロ試供品は特別なもの。(プロトタイプなら)
キャディーやマネージャーなどに取りに行かせるのが普通でしょう。
でも不動プロはそのままゴルフ場で売っているボールを購入し、使用して、上位入賞や優勝もしたことがあるそうです。
これはどういうことか・・・?
プロV1はプロ試供品も売店で売られている品物も同じ(同一)であるということ・・・。
そう考えるとプロが使っている物と同じものが使えるプロV1。
試してみる価値ありそうですね。
機会があれば是非フィッティングも!http://www.titleist.co.jp/htm/event/ballfitting.shtml
参加しています。
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